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■ 35cmツェルニターナ分光器 ■
高効率ICCD検出器用に設計した、通常の球面ミラーを用いた分光器です。1点から入射した信号光が、一点に集中することなく、スリット方向に直線状に分散します。
フォトンカウンティング計測時における、信号集中によるリニアリティの劣化や、カウントレートの低下を防ぎます。信号はスリット状に分散しますので、TDI動作をしながらフォトンカウントをする場合、分解能の劣化を防いでいます。
複数の光ファイバーを並べて、それぞれを独立して取り込む事が必要な場合は、出口側のミラーをトロイダルミラーにして、イメージ分光器にすることも可能です。
[ 35cmツェルニターナ分光器 ]
通常型分光器の仕様 |
焦点距離 | 35cm |
スリット | 5〜3000μm |
f/No | F5.3(F4.8オプション) |
グレーティング |
3枚ターレット時 58x58mm(F5.3)
2枚ターレット時 64x64mm(F4.8用オプション)
島津(標準)、JY、ミルトンロイに対応可能です。
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出口スリット | CCDポート切り替え |
分解能 | 0.06nm @ 1,200gr/mm |
分散能 | 2.42nm/mm @ 1,200gr/mm |
旧来のサインバー式、モーター式のどちらも対応可能です。
- サインバー式
グレーティングを軸上回転とし、グレーティングは分光器上部のノブにより交換します。
サインバー式の場合、グレーティングの回転は、RS232C経由のPC制御がオプションです。
- モーター式
3角形に取り付いているグレーティングの中心がモーターの回転軸となり、PCからのグレーティングの交換と波長の選択が可能となります。
■サンプルデータ
[ サンプルデータ ]
右図は、35cm可視分光器(200gr/mm)に水銀ランプを入力し、TDIイメージを取り込んだ物です。縦方向のイメージの曲がりが少なくなっています。
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